子どもたちへの思いが込められた土地

40年前、COPが今ある場所は、子供たちが遊び賑わう遊園地でした。筑紫野のみんなを笑顔にしたい。当時のオーナーは、そんな思いを込めたと聞きます。やがて筑紫野市南部の住宅開発が進み、遊園地は住宅展示場へと生まれ変わりました。画期的だったのは、電柱のない住宅地をコンセプトにしていたこと。開放感のある環境で、子供たちが元気に育って欲しい。遊園地と同様の思いが、この展示場にも込められていたのですね。

その住宅展示場も2000年代はじめには役割を終え、土地は10年以上も手入れがされないまま放置されていました。先のオーナーたちの思いを継承し、もう一度この地で子供たちが走り回る姿を見たい。緑豊かな自然を活かして、なにか新しいものができないか。思考を繰り返し、議論を積み重ね、私たちが導き出した答えは、この地に未だかつてない“アウトドアの楽園”をつくるということでした。

本格リゾート施設COP誕生

PayPayドームと同じ広さの敷地は、まるでジャングルのようでした。まず草を刈り、木を切り、整地を行い、そして芝を張る。私たちスタッフは、専門家（COPビルダーズ）のご協力をいただき、そうやって一歩ずつプロジェクトを進めていきました。私たちの思いに共感された方のボランティア支援を受け“アウトドアの楽園”をつくるという夢が叶いました。

2022年9月ついに完成・OPENしたのが、街角にありながら自然に囲まれた本格的リゾート施設である『COCO & OUTDOOR PARADICE（通称：COP シーオーピー）』です。自然と向き合い、暑さや寒さを肌で感じる。雲の流れをウォッチし、風の動きを読む。星空を見上げ、地球と宇宙の広大さを想う。それはインドアでは、けっして味わえないもの。まるで五感が解放されていくような、自然に身を置く素晴らしさを、多くの人たちに体感いただきたい。COPには、そんな私たちの思いが込められています。

どんな施設なの？

もちろん自然が相手だけに、対処に戸惑うようなトラブルもあるでしょう。そうでなくても、キャンプがはじめてという方は、テントの張り方や火の起こし方に苦労するかもしれません。でも、そのために私たち専門スタッフがいます。どうぞ気軽に声をかけてください。私たちも皆様の名前や顔を覚えて、より近い距離でお役に立ちたいと願っています。メンバー登録をしていただくのは、そのためでもあるとご理解ください。

施設に目を向けると、COPにはアウトドアのあらゆる楽しみが集結しています。キャンプやBBQは宿泊でも日帰りでも楽しめ、手ぶらでも来れるようにレンタル（スノーピークなど）も充実。自然とひとつになり、心と体をリフレッシュできるテントサウナも展開しています。また、スケートボードやバスケットボール、キックボードにゴーカードなど、アクティビティも大充実。さらにはドッグランも設置するなど、大人も子供もワンちゃんも楽しめる施設として機能しています。

COPの売りは、まだまだあります。リゾート感あふれるフィールドは、パーティーやイベントにも最適で、ひと味違う集いを演出できます。また、衛生面にも力を入れており、女性に安心して使っていただけるようレストルームを充実させました。他にも朝市生産者販売のマルシェを開催したり、「東脊振山天然水・太陽光発電クリーンエネルギーの利用」について学べるなど、地域活性化のコミュニティとしても機能。多彩な顔を持つことで、より多くの人たちを笑顔にできる。そう信じて、COPはこれからも進化を続けていきます。